運動会かけっこで一番をとる方法
親御さんにとっては、かけっこなんてたかが運動会の一競技にすぎないかもしれません。別に大したことではないと考えている方もいるでしょう。でも、実際に走る子どもたちにとっては、夜も眠れないほどの悩みになったりもするのです。
かけっこは、大抵の場合、タイム順に数名ずつのグループを作って競技します。足がそんなに遅くなくても、ビリになることがあるのはそのためです。
小学生くらいの子どもの足の早さは、練習によって簡単にアップすることができます。それに、単に完走するまでの体力が足りないだけのケースも多いのです。
10メートルしか全力で走れない子と、100メートルずっと全力で走り切る体力がある子では、タイムに差が出るのは当然ですよね。もちろん、スタートをスムーズにする練習や腕をきちんと振る練習、太ももをしっかりと上げる練習なども大切です。
ですが、それをかけっこで活かせるかどうかは、やはり体力があるかどうかにかかってきます。運動会までに、遊びの中に上手に体力づくりを取り入れていけば、自然とタイムは伸びるはずですよ。
ただし、無理矢理練習させたり、できないことを怒ったりはしないでくださいね。少しでもできることが増えたら徹底的に褒める。できなければ自信を持てるように励ます。これは子育ての基本でもあります。
子どもの能力は、自信によってかなり左右されます。自信を持たせるためには、褒める以外にもイメージトレーニングを取り入れるといいかもしれません。毎日、寝る直前に、一番にゴールする自分の姿をイメージさせるようにするのです。面倒でも続ければ、きっと効果があるはずですよ。
今は昔と違ってスパルタ式や根性論、精神論を用いる教育法は影を潜めています。よく聞く言葉に「褒められて伸びるタイプ」などと自分に都合のよい解釈をする向きもありますが、時には厳しく教育することも必要ではないかと考える風潮もあるようです。皆さんはどうお考えですか。